不動産ニュース / 開発・分譲

2020/2/12

RFIDを活用し店舗商品情報を自動データ化/三井不

RFIDタグ読み取りのイメージ

 三井不動産(株)は、(株)ビームス、大日本印刷(株)(DNP)と共同で13日より、商業施設内における商品情報の自動データ化を目的に、RadioFrequencyIdentification(RFID)を活用した商品情報の読み取り実証実験を開始する。4月24日まで。

 RFIDは、読み取りアンテナから発する電波により、非接触でRFIDタグに入力されている情報を読み書きする技術。ビームスは2017年3月に、運営する「B:MINGLIFESTOREbyBEAMS」全店舗へのRFID導入を完了。DNPは「RFIDを活用したサプライチェーンにおける情報共有の実証実験」へ参画する等の取り組みを行なっている。

 今回、三井ショッピングパークららぽーとTOKYOBAY、ららぽーと立川立飛に出店している「BMINGbyBEAMS」店舗内に複数のRFID読み取りアンテナを配置し、商品に取り付けられたRFIDタグ情報を自動で読み取り、店舗内の商品在庫情報を自動的にデータ化する実験を実施。店頭商品の読取精度、読取範囲や店舗内倉庫商品の読取精度の検証、店頭で読み取った商品情報の、来館者へのメール告知による効果測定などを検証する。

 RFIDの活用により、顧客は各ショップにどのような商品が置いてあるか、欲しい商品がどのショップにあるかを事前に把握することができるようになり、出店者側も、自動棚卸による省人化や万引き検知のような防犯への活用等が見込め、同社では新しいサービスの提供につなげていきたい考え。

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