不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/5/8

景気DI、不動産はさらに悪化/TDB

 (株)帝国データバンク(TDB)は8日、2020年4月の「TDB景気動向調査」結果を発表した。有効回答数は1万1,961社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は25.8(前月比6.7ポイント減)で、7ヵ月連続の悪化。国内景気は、経済が収縮する中で企業活動が成約され、急速に悪化。今後も新型コロナウイルスの収束など不確実性が強く、景気後退が続く見込み。

 業界別では、全10業界51業種のうち48業種が悪化。景気DIは、「不動産」が21.9(同9.7ポイント減)と、引き続き悪化。「飲食やライブハウスなどの自粛が続くと見られ、打撃が大きい」「影響が長引けば、賃貸契約の解約が増え賃貸収入の減少になる。新規契約は取れず、相場全体が下がる」などの声が寄せられた。
 「建設」は33.9で前月比7.6ポイント減となり、前月からの下落幅が過去最大に。

 企業規模別では、「大企業」(28.2)、「中小企業」(25.3)、「小規模企業」(25.4)のいずれも7ヵ月連続の悪化。中でも「中小企業」は過去最大の下落幅となった。

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