不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/5/14

不動産開発事業ふるわず減収減益/フージャース20年3月期

 (株)フージャースホールディングスは14日、2020年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~20年3月31日)は、売上高852億3,100万円(前期比5.2%減)、営業利益66億9,200万円(同27.9%減)、経常利益55億1,300万円(同35.0%減)、当期純利益2億7,600万円(同91.3%減)の減収減益に。戸建て事業における棚卸資産の評価損計上とバイオマス発電事業を行なう同社連結対象の匿名組合開発51号の固定資産および長期前払費用の減損処理による特別損失の計上を行なったため、当期純利益は大幅な減益となった。

 主力の不動産開発事業は、地方都市における再開発事業を中核とし、エリア拡大に努めた結果、引渡戸数は1,057戸(同23.0%減)に。売上高358億9,800万円(同32.4%減)、営業利益24億8,900万円(同58.5%減)を計上した。

 CCRC事業では、アクティブシニアをメインターゲットに、首都圏において広範囲で発展的な事業を展開。売上高は89億4,700万円(同53.7%増)、営業利益は2億5,900万円(同188.9%増)となった。不動産投資事業は、売上高204億1,500万円(同70.3%増)、営業利益34億9,600万円(同29.0%増)。

 次期については、新型コロナウイルス感染拡大による影響を現時点で合理的に算定することが困難であることから、未定とする。

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CCRC

退職後の自立可能な高齢者が、必要に応じて介護・医療などのケアサービスを受けながら持続的に共同で生活する仕組みをいう。アメリカで始まったもので、英語のContinuing Care Retirement Community(コンティニューイング ケア リタイアメント コミュニティ)の略語である。

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