(一社)不動産証券化協会は22日、第18回「私募リート・クォータリー」を公表した。35投資法人の各資産運用会社から提供されたデータをもとに、私募リート市場の規模や投資家分布状況等の情報をとりまとめているもの。2016年より四半期ごとに公表している。
20年3月末時点における私募リートの物件総数は918物件(前年同期比137件増)、資産総額は3兆6,953億円(同16.9%増)。出資総額は2兆2,549億円(同20.0%増)となった。
保有物件のアセットタイプは、オフィスが42.5%(1兆5,718億円)で最多。以下、賃貸住宅18.0%(6,663億円)、物流施設16.9%(6,230億円)、商業施設12.4%(4,582億円)だった。投資家分布状況については、地域金融機関が36 .8%で最多となり、中央金融法人が27.1%、年金が20.3%、事業会社等が15.8%。