不動産ニュース / 開発・分譲

2020/6/9

兵庫県で官民連携の物流施設開発を着工

「プロロジス猪名川プロジェクト」の完成予想図。左が「プロロジスパーク猪名川1」、右が「2」

 プロロジスは5日、兵庫県川辺郡猪名川町で進めている、物流施設開発計画「プロロジス猪名川プロジェクト」の主要施設であるマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川1」と「プロロジスパーク猪名川2」の2棟を着工した。

 同プロジェクトは、2015年より地元の猪名川町との官民連携で進めているもので、西日本の物流の核となるハブを形成するだけでなく、地元の経済活性化や雇用創出、防災など、地域コミュニティの活性化も図る。開発地には周辺住民やワーカーが利用できる約4,000平方メートルの公園と約8,000平方メートルの防災広場も整備して、整備後は猪名川町に提供する。防災広場はドクターヘリの発着や災害時の活動・避難拠点となる。

 着工した「1」は、敷地面積10万7,172.74平方メートル、柱が鉄筋コンクリート造・梁が鉄骨造、免震構造の地上6階建て。延床面積は21万8,152.22平方メートルとなる予定。竣工は21年11月の予定。
 「2」は、敷地面積8万5,380.20平方メートル、鉄骨造地上5階建て。延床面積は15万8,646.97平方メートルを予定する。竣工は21年8月の予定。

 両施設の着工時点での賃貸契約済み面積は約24万4,000平方メートルで、賃貸面積の約75%に達した。入居企業からは、大阪中心部に近接しながら強固な地盤に立地する防災性や、新名神高速道路を利用した物流利便性などが評価された。

 なお、両施設の着工により、同社が開発中・開発済みの国内物流施設は100棟を達成。総延床面積は約688万平方メートルとなった。

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