不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/6/25

IoT宅配ボックスで再配達率が約3分の1に

 (株)LIXILは24日、都内で進めていた「IoT宅配ボックスによる再配達削減『CO2削減×ストレスフリー』実証プロジェクト」で行なったモニター調査の最終結果を発表した。

 調査は2019年11月1日~20年2月29日、東京都江戸川区と江東区の戸建住宅に住むモニター約100世帯に、外出先からでも配達確認や応答ができる同社のIoT宅配ボックス「スマート宅配ポストTB」を無償で設置し、再配達の削減に伴うCO2削減効果やユーザーのストレス変化などについて検証した。

 IoT宅配ボックスの設置により、再配達率が14.9%と、設置前(41.7%)から26.8ポイント低下した。同社の試算した想定値では、宅配事業者の労働時間を約178時間削減し、CO2を約379kg削減できたという。

 ユーザーへのアンケートによると、設置前後に宅配便の受け取りの関するストレスについて「かなり改善された」が56.0%、「やや改善された」が39.0%と、95%のユーザーにポジティブな変化が見られた。さらに、IoT機能による便利さを感じたかどうかを聞いたところ、「感じた」39.0%、「やや感じた」39.0%と、約8割がIoT機能の利便性を感じたという。

 また、半数以上のユーザーが節電やエコバックの利用といった環境を意識した行動を増やしたという結果も明らかになった。

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宅配ボックス・宅配ロッカー

不在時に荷物などを受け取るための設備。配達人がロッカーに荷物を入れると鍵がかかり、荷宛人は暗証番号や認証カードを用いて受け取る。宅配ボックスは、一般に、マンションの共用部分に設置されている。

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