不動産ニュース / ハウジング

2020/7/31

道の駅を拠点とするホテル、年内に4府県で開業

「フェアフィールド・バイ・マリオット」外観

 積水ハウス(株)とマリオット・インターナショナルは30日、地方創生事業「Trip Base(トリップベース)道の駅プロジェクト」において、25道府県の自治体・34社のパートナー企業と事業連携を行なうと発表した。

 同プロジェクトは、地域や自治体、パートナー企業とともに、「道の駅」を拠点に、地方創生の一助となることを目指している。「道の駅」に隣接したエリアにホテルをつくり、地域の観光資源をネットワーク化。地域の知られざる魅力の発掘をはじめ、道の駅発のアクティビティ開発や、地域の雇用、新しい人の流れの創出など、各地域が抱える社会課題の解決や観光活性化に向けたさまざまな取り組みを進めていく。

 旅の拠点となるホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」は、シンプルにゆったりとくつろぐことのできる宿泊特化型のホテル。食事や土産などは道の駅をはじめ地域の店を利用してもらい、地域の人々との交流や道の駅との往来を促す設計となる。

 積水ハウスがプロジェクトマネジメントを担当し、金融機関・観光産業支援に特化したファンド等が出資する同プロジェクト専用のSPCが事業主となる。ホテルの運営はマリオット・インターナショナルが、経営は積水ハウス子会社が行なっていく。

 2020年10月から順次開業していき、年内に栃木、岐阜、三重、京都の4府県8ヵ所で開業する。今後も地域や自治体、パートナー企業との連携を進め、25年には25道府県にて約3,000室規模への拡大を目指す。

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地方創生

明確な定義はないが、地域社会が持続するための政策をいう場合が多い。狭義には、「まち・ひと・しごと創生法」に基づいて推進されている政策をさすこともある。

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