不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/8/12

コロナ禍で赤字/日住サービス20年12月期2Q

 (株)日住サービスは12日、2020年12月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年1月1日~6月30日)は、売上高26億9,700億円(前年度比29.5%減)、営業損失9億8,000万円(前年同期:営業利益1億1,000万円)、経常損失1億800万円(同:経常利益1億3,300万円)、当期純損失9億8,000万円(同:当期純利益9,400万円)。

 セグメント別にみると、「不動産売上」は、前連結会計年度に仕入れを抑制したことにより、当第1四半期連結累計期間の売上高は8,700万円(前年同期比85.4%減少)と大きく落ち込んだが、緊急事態宣言の解除後は、販売用不動産の仕入れに注力し、リノベーションによる商品化後、速やかに売却した。その結果、売上高は4億5,400万円(同52.0%減少)、セグメント利益は1,800万円(同78.4%減少)。

 「不動産賃貸収入」は、自社保有物件の資産価値、顧客満足度の向上、テナント賃料の見直しによる賃料引き上げ、空室率の低減に努めた結果、新型コロナウイルス感染症の影響を最小限にとどめた。売上高は3億5,900万円(同2.6%減少)、セグメント利益は1,600万円(同24.9%増加)。

 「受取手数料」では、売買仲介において、接客および現地案内の機会が減少した結果、取扱単価、取扱件数ともに減少。売買仲介に伴う手数料は、7億1,700万円(同23.7%減少)となった。また、賃貸仲介においても、同じく在宅勤務の影響により、手数料収入は、2億500万円(同22.6%減少)だった。売買仲介および賃貸仲介に伴う手数料に、その他の手数料、紹介料等(保証、金融含む)を加えた受取手数料収入合計は9億9,100万円(同22.6%減少)、セグメント利益は77百万円(同53.0%減少)となった。

 通期業績予想については、20年2月13日に公表した数値をいったん取り下げると発表。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、合理的な算出が困難な状況にあることが理由。今後の発表時期は未定。

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