三菱地所(株)、丸紅(株)が出資する丸の内ダイレクトアクセス(株)は27日、「大手町第2データセンター」(東京都千代田区)を新たに開設すると発表した。
企業のリモートワーク環境の整備、災害対策・BCP(事業継続計画)への意識向上により、オフィス・主要駅に近いデータセンターに対する需要が増加していることから、開設を決定。2001年に開設した「丸の内データセンター」(同)、12年に開設した「大手町データセンター」(同)に続く3件目となる。
三菱地所が大手町、丸の内、有楽町エリアで推進するまちづくり「丸の内NEXTステージ」の対象エリア内に位置。イノベーション創発とデジタル基盤強化を通じ、個人のクオリティオブライフ(QOL)向上等を図るもので、同センターはまちづくりにおいて重要なインフラとして機能する計画。
生体認証をはじめとする高度なセキュリティ設備に加え、約72時間継続稼働する非常用発電機も装備し、災害対策にも配慮。また、同エリアの大半のビルと直結した光ファイバーにより、安全かつ高速な通信環境を提供する。