不動産ニュース / IT・情報サービス

2020/8/28

東急不HDらよるCVCと投資契約、管理業務を効率化

AI不動産管理プラットフォーム「管理ロイド」

 (株)THIRD(東京都新宿区、代表取締役社長:井上 惇氏)は27日、「TFHD Open Innovation Program」(東急不動産ホールディングス(株)等によるベンチャー企業との連携プログラム)、森トラスト(株)、東京建物(株)、阪急阪神不動産(株)のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「HHP共創ファンド1号投資事業有限責任組合」を引受先とする、総額2億4,000万円の新株予約権付社債を発行した。

 THIRDは、不動産・建築業界の透明化を通じて業界全体の取引の活性化を目指して、コンサルティング等を手掛ける企業。建築・機械・電気工事のコスト削減コンサルタントとして、不動産・建築のノウハウを第三者視点でIT化している。同社は、不動産管理の実態が多重請負や紙の連絡・報告書中心で非効率なことや、管理現場の手作業によるミスが多発するリスクが高いことに着目し、AIを活用した不動産管理業務の業務効率化を促進するSaaS(Software as a Service)型ソフトウェア「管理ロイド」を開発した。業務の約50%を占める単純作業・重複作業を自動化でき、全国で2,800棟以上で導入されている。

 今回の資金調達では、引受先各社の「管理ロイド」の導入拡大に資する人材採用に加えて、「管理ロイド」に蓄積されたデータを活用した新たなAIサービスの開発への投資を行ない、不動産管理業務の効率化を加速していく。

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管理会社

不動産所有者の委託により、その所有する不動産の管理業務を行なう企業をいう。管理業務の内容は、大きく分けて、設備の保守・点検、防火・警備など(作業の実施)、賃料や共益費の徴収、諸料金の支払いなど(経理事務)、テナントの募集、賃料の改定、修繕計画の立案など(経営的業務)がある。

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