(株)東急コミュニティーは25日、マンション管理組合の書類を電子保管し、居住者が閲覧・ダウンロードできる「管理組合電子書庫」サービスを開始したと発表した。
同サービスの内容は、管理組合の運営で生じる議事録や居住者に対するお知らせ等の書類を、同社が運営するポータルサイト「Life Time Portal」に継続的に電子保管するもの。居住者は時間の制約等を受けずに情報を取得することができる。
これまで議事録等の資料は、紙で配布されることが多く、書類の保管場所や方法、個人情報の管理についてさまざまな課題があった。また、電子データに関しては、インターネットメールや外部サイトを利用する際、メールアドレスの共有や宛先ミスによる個人情報漏洩のリスクが懸念されていた。
そこで同サービスでは「Life Time Portal」を活用。書類に含まれる個人情報に対してマスキングを施すことで、安心して利用できる仕組みを提供。公開資料や公開範囲、ダウンロード、フォルダ分けなど、細かいカスタマイズにも対応できるようにした。
同サービスを利用するためには、管理委託契約とは別に管理組合と同社との業務委託契約の締結が必要となる。価格は1戸当たり月額100円(税別)×戸数(50戸未満のマンションは一律月額5,000円)。