不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/8/31

地方学生の部屋探し、オンライン利用希望者が78%

 賃貸仲介事業を手掛ける(株)S-FITは27日、「学生の上京時の部屋探し」に関する調査結果を公表した。

 首都圏以外在住の43~55歳で、地方から東京に状況した子供(大学生・専門学生)を持つ保護者108人に調査した。調査期間は8月14~18日。

 子供が上京するに当たり、入学前に親子で部屋探しのために東京を訪れたユーザーは82.4%。そのうち、部屋探しのために東京を訪れることに、「とても負担を感じた」ユーザーは28.1%、「少し負担を感じた」ユーザーは40.4%に上った。
 苦労した点や困った点については、「交通費がかかる」(77.0%)、「慣れない土地での移動」(72.1%)などが上位に。そのほか、「新型コロナウイルス感染症が心配」、「その日に決めないと来た意味がなくなるためゆっくり検討できない」といった声も挙がった。

 「親子で物件探しをする際にオンラインサービスがあったら利用したいか」の問いには、78.7%が「はい」と回答。利用したいツールは、「LINE」が65.9%となった。オンラインサービスに何を期待するかは、「金銭的負担の軽減」(70.6%)、「お部屋探しの日程調節が楽になる」(67.1%)等が上位となった。
 一方で、オンラインサービスによる部屋探しに「とても不安を感じる」ユーザーは17.6%、「少し不安を感じる」ユーザーは51.8%に上り、その要因としては「実際に現地の環境を見ていないこと」(81.4%)、「部屋の広さの感覚が分からないこと」(57.6%)が挙がった。

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