不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/9/3

景気DI、わずかながら回復/TDB

 (株)帝国データバンク(TDB)は3日、2020年8月の「TDB景気動向調査」の結果を発表した。有効回答数は1万2,000社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は、29.7(前月比0.6ポイント上昇)と3ヵ月連続でプラスとなった。国内景気は緩やかな持ち直しが見られたがわずかな回復にとどまった、今後は個人消費の持ち直しが期待されるが、横ばい傾向で推移する見込み。

 業界別では、全10業界のうち7業界でプラスとなったが、全業界で40を下回る低水準での推移が継続。「不動産」は33.1(同0.6ポイント上昇)となった。事業者からは、「BCP対策として企業が不動産を求めるニーズがある」といった声が挙がる一方、「インバウンドを含めた観光業の影響の多いエリアだが、GoToトラベルも不発で、7月後半以降業績が悪化している」という声もあった。先行きについても「新型コロナウイルス感染症の影響がどこまで続くか読めない」、「新型コロナウイルス感染症による出店見合わせや規模の縮小の影響が出るのは来年以降」など、同感染症関連で不安を感じる声が挙がった。

 企業規模別では、「大企業」(32.4、同0.7ポイント増)、「中小企業」(29.1、同0.6ポイント増)、「小規模企業」(30.0、同0.6ポイント増)といずれも小幅に上昇を継続。自宅内消費等が要因となり、景況感が二極化する傾向が表れた。

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