（株）東京カンテイは9日、2020年8月の主要都市における新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100～300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。
首都圏の平均価格は3,768万円（前月比1.0％上昇）と反転上昇した。都県別では、東京都が4,473万円（同1.8％上昇）、神奈川県が4,067万円（同2.2％上昇）、千葉県が3,192万円（同1.7％下落）、埼玉県3,330万円（同0.2％上昇）。東京・神奈川で上昇に転じた影響で首都圏平均は上昇。千葉と埼玉は6月以降価格水準に大きな変化はみられない。
近畿圏は平均価格3,284万円（同1.9％上昇）と、2ヵ月連続上昇。府県別では、大阪府が3,522万円（同0.4％下落）、兵庫県が3,220万円（同3.5％上昇）、京都府が3,538万円（同3.7％上昇）となった。
中部圏は平均で3,085万円（同0.5％下落）となった。愛知県で3,259万円（同1.2％下落）と反転下落するなど、圏域全体でやや弱含みの傾向がみられる。
福岡県は3,067万円（同2.6％下落）で反転下落となった。
