不動産ニュース / リフォーム

2020/10/12

「縦のニコイチ」など団地リノベプランを募集

19年度に茶山台団地で実施したニコイチプラン

 大阪府住宅供給公社は、「茶山台団地」(堺市南区、総戸数928戸)の賃貸住戸のリノベーションについて、設計・施工・工事監理一式の事業提案競技を実施。8日、参加者募集を開始した。

 同公社では、2014年度より高経年団地に若年夫婦や子育て世帯など若年層を誘引するための住戸リノベーションを実施しており、若手建築家や民間事業者のノウハウを活用している。

 今回は、2戸1化(隣接する2住戸を一体利用する、ニコイチ)リノベーションタイプを2戸、1住戸リノベーションタイプを1戸募集。「豊かな自然を感じられる」「これからの働き方に対応できる」「空間を立体的に活用できる」の3つの視点を組み込んだ提案であることが条件。最優秀作品に選定した提案者と、設計・施工・工事監理(自主監理)にかかる契約を締結する予定。

 ニコイチ住戸については、隣り合った2戸をつなげるタイプのほかに、上下の2住戸をつなげるプランの提案も募集する。また、1住戸リノベーションは庭付きの1階住戸。1戸当たりの面積は約45平方メートルで、条件費用は1,850万円。

 募集は11月18日まで。12月上旬に最優秀作品を選定し、21年5月下旬に完成、同年7月上旬に入居者募集を開始する予定。

 「茶山台団地」は1971年に入居開始。泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅より徒歩10分。鉄筋コンクリート造5階建て、住戸専有面積は44.98~91.68平方メートル。

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住宅供給公社

勤労者に対する良好な集合住宅の供給等を行なうために、都道府県等が出資し設立した公法人。「地方住宅供給公社法」に基づいて設立、運営される。

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