不動産ニュース / 開発・分譲

2020/10/14

長谷工版BIMと連動した「超高層PCa梁分割システム」

PCa梁分割イメージ(青、赤、黄に分割)

 (株)長谷工コーポレーションは14日、超高層マンションの建設における生産性の向上を目的に、長谷工版BIMと連動した「超高層PCa梁分割システム」を開発したと発表した。

 建物の基本となる部材を工場で製造した後、作業所へ持ち込み躯体を組み立てるPCa工法では、運搬の際、トレーラーが積載可能な容量・重量などを考慮したPCa分割位置について検討が必要なため、PCa製作図の作成に多大な時間と労力がかかっていた。

 今回開発した同システムでは、特別な専門知識や経験がなくとも梁寸法やコンクリート強度、継手の長さなどの施工条件を入力するだけで、梁分割のシミュレーションが可能となり、従来の検討時間と比較して半分程度の時間短縮を実現。さらに、長谷工版BIM(マンションの設計、施工、販売、管理まであらゆるステージでのBIMモデル活用を目指すシステム)と連動させることで、PCa工場との情報化生産を可能とし、生産性向上を図るだけでなく、PCa製作図なども省略できるようにした。

 同社は、今後も長谷工版BIMをはじめDXを推進することで、建設関連事業における生産性向上と品質安定化を実現していく。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。