不動産ニュース / 団体・グループ

2020/10/26

初のオンライン講演会、ポストコロナの国土論じる

 (公社)東京都不動産鑑定士協会は23日、「都市と不動産を考える」と題した秋の講演会を、初のオンライン配信で開催した。

 冒頭、同協会会長の佐藤 麗司朗氏が挨拶。「2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によってあらゆる社会環境が変化した。ニューノーマル(新常態)の構築に向け、当協会としてもこれまで以上に都民の皆さんに貢献したい」などと語った。

 その後、第1部として同協会理事の服部 毅氏が「令和2年東京都地価調査のあらまし」について説明。また、同理事の末原伸隆氏が「被災地活動支援報告」として、災害発生直後に被災地で実施している住家被害認定調査の取り組みについて紹介した。

 第2部では、東京都立大学および首都大学東京名誉教授の中林一樹氏が「ポストコロナの大都市・国土の行方」をテーマに講演。

 同氏はテレワークに対応したまちづくりや、それによる『職』と『住』の融合、オフィスやオープンスペースの変化などをポイントに挙げ、「さまざまな変化が起こりえる。5Gや6Gなどの通信環境も含め、新たな国土をどう作っていくか。ネガティブな側面だけでなく、ポジティブな側面を見出して『ウィズコロナ』の社会を乗り越えれば、成熟した『ポストコロナ』の国土・社会につながっていく」などと話した。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

不動産鑑定士

国土交通省が毎年実施する不動産鑑定士試験のすべてに合格し、国土交通大臣への登録を受けた者を不動産鑑定士という。不動産鑑定士の登録を受けるには、不動産鑑定士試験に合格し、実務講習を受けることが必要である。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。