不動産ニュース / 開発・分譲

2020/10/26

目黒区「西小山」駅前ににぎわい生む新施設

「Craft Village NISHIKOYAMA」外観イメージ

 (独)都市再生機構(UR都市機構)、(株)ピーエイは26日、東急目黒線「西小山」駅前に開発する商業施設「Craft Village NISHIKOYAMA」(東京都目黒区)を11月6日に開業すると発表した。

 UR都市機構がまちづくりのために保有している土地をピーエイが借り受け、地域のまちづくりやにぎわい創出の場として活用することを目的に「ヒロバ型創造施設」として整備したもの。敷地面積約1,604平方メートル。延床面積は東棟が約135平方メートル、2階建て。本体棟が約192平方メートル、1階建て。どちらも鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造。

 「クラフト」をコンセプトにベーカリーカフェ等の飲食店、鎌倉の食材・物販販売など、さまざまなテナントを誘致。施設内では廃棄食材ゼロを目指し使い捨ての皿、箸、グラス類の使用を極力減らし、紙などの再生可能な素材を使用するなど、環境に配慮した取り組みを行なう。また、地元と連携した各種イベントやワークショップも随時開催し、イベントスペースは地域住民が主催するイベントでも利用できるようにする。

 なお、UR都市機構は、2009年に同施設のある原町一丁目7番・8番街区内の土地を取得。2018年3月に同街区の防災街区整備事業準備組合が設立されたことを受け、街区内の不燃化・建物の共同化に協力すると共に、取得した土地の一部で、にぎわい創出、商店街の活性化に資する活用(地域まちづくり支援事業)を実施することにした。同年12月に事業パートナーとしてピーエイを選出した。

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都市再生機構

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