不動産ニュース / 仲介・管理

2020/11/6

アズ企画、KWのエージェント生かし販売促進

説明会には若手からベテラン、建築士や公認会計士、税理士などさまざまな有資格者が集まった

 (株)アズ企画設計は5日、「ケラー・ウィリアムズ・アズ」の不動産エージェント説明会を実施。オンライン視聴含めて約30人が集まった。

 米国・テキサス州に本社を置くケラー・ウィリアムズ(KW)は、世界最大級の不動産仲介会社。米国以外では50ヵ国で不動産フランチャイズ事業を展開し、約18万人のエージェントが所属。その取引高は世界で約36兆円にもおよぶ。国際的に評価の高いKWの研修システムの提供やテクノロジーを活用した業務支援などをエージェントに提供している。

 アズ企画は9月、KWの日本国内での事業会社であるエージェントグロース(株)(通称:ケラー・ウィリアムズ・ジャパン)とサブライセンス契約を締結。同ブランドのマーケットセンター(特約店舗)として「ケラー・ウィリアムズ・アズ」を開設した。国内で同ブランドのマーケットセンターは3店舗目。10~12月にかけてエージェント説明会を実施している。(関連記事

 同社では、個人事業主であるエージェントと業務委託契約を締結。エージェントに対しては契約書のリーガルチェックや収益管理、税金・年金管理などさまざまな支援を用意する。業務フローの分業体制も確立させ、例えば、宅地建物取引士資格を持たないエージェントが重要事項説明をアズ企画に定額で依頼するなどといったシステムも用意する。エージェントは完全成果報酬で、成約した場合は手数料の60%を得られる。

 松本氏は、「エージェントの人脈を活用して、自社物件の販売促進につなげたい。本社内にエージェントが自由に使える作業スペースをつくるなど、さまざまな側面から支援していくつもりだ」などと語った。

 当面の目標はエージェント15人、来期までにエージェント経由で3件の収益物件の売却を見込む。今後については、自社物件を海外のエージェントに紹介することで海外投資家への販売を促進するなど、インバウンド需要の取り込みにも期待する。

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