健美家(株)は10日、第14回目の不動産投資に関する意識調査の結果を発表した。10月7~21日に、健美家の登録会員を対象に実施したもので、有効回答数は649人。
投資用不動産の価格を1年前と比較した場合、「下降している」が27.3%(前回調査比17.4ポイント減)、「上昇している」が23.4%(同14.0ポイント)となった。回答理由については、「価格が上昇」と回答した人は「国内投資家の需要が増えているから」(57.9%)、「価格が下降」と回答した人は「景気が後退しているから」(55.9%)の回答がそれぞれトップとなった。
1年後はどうなるかについては、「価格が下降する」の回答が47.0%(同7.9ポイント減少)と最多となった。
2020年4月以降に物件を購入したか、 については35.5%が「購入した」と回答。投資家がコロナ禍でも投資用物件を購入している状況が明らかとなった。
新型コロナウイルス感染症流行以降、不動産投資に関する考え方について、「変化がある」が34.8%、「変化がない」が65.2%に。フリーコメントでは、「不動産は安定していて強いと改めて感じた」「コロナによる先行き不安から、不動産投資に一歩踏み出した」とのポジティブな意見がある一方で、「長期的な見通しが立ちにくくなった」という不安の声も見られた。