不動産ニュース / 開発・分譲

2020/12/2

小田原駅前に複合商業施設/万葉倶楽部

「ミナカ小田原」全景。手前の木造建物が「小田原新城下町」、奥がタワー棟

  総合温浴施設事業を手掛ける万葉倶楽部(株)(神奈川県小田原市、代表取締役社長:高橋 理氏)は1日、JR東海道線「小田原」駅東口駅前に4日オープンする複合商業施設「ミナカ小田原」(神奈川県小田原市)を関係者に公開(プレオープン)した。

 同施設は、JR貨物の小田原ターミナル跡地の官民連携の再開発「小田原駅東口お城通り地区再開発事業」。1988年に再開発準備組合が立ち上がったものの、バブル崩壊や再開発事業者の破綻などで事業が停滞。同社は2016年の事業者公募により選定され、18年に着工していた。総事業費は約140億円。

 敷地面積は約5,600平方メートル。地上14階地下1階建てのタワー棟(延床面積約2万3,000平方メートル)と、木造4階建ての小田原新城下町(同約4,000平方メートル)からなる。「小田原新城下町」は、かつての小田原宿場町をイメージモチーフとした造りで、タワー棟から東口周辺の眺望を確保するため低層とした。地元・小田原の名産品の販売店など26店舗が入るほか、同社が運営するタワー棟の宿泊施設「天成園小田原駅別館」(174室)の離れとなる「旅籠」(13室)が4階に、2階には同社初となるコワーキングスペース等が入る。

 タワー棟は、「天成園小田原駅別館」が10~13階に入るほか、4階に同社運営のコンベンションホール、6~9階に小田原市の図書館、子育て支援センター、企業主導型保育施設、健診クリニック等が入居する。低層部には店舗(28店舗)、最上階にはレストランと足湯のある展望庭園も設置し、来場者に開放する。また、タワー棟と小田原新城下町」とをつなぐ広場(3階部分)は、小田原出身の偉人である二宮金次郎にちなみ「金次郎広場」と命名した。来夏には、小田原駅のペデストリアンデッキへ接続する。

 プレオープンイベントで挨拶した同社専務取締役の高橋眞己氏は「この施設は、小田原の宿場町を再現したほか、観光バス乗降場と十分な数の駐車場を設けることで、自家用車での来場の利便性を向上させた。新型コロナウイルス感染症の影響で観光業は稀に見る厳しい環境に置かれており、不安がないわけではない。しかし小田原は、豊かな自然、多様な観光資源、良好な交通アクセスに恵まれている。この施設を、小田原の新たな文化の発信地としていきたい」などと抱負を述べた。

 また来賓として挨拶した小田原市長の守屋輝彦氏は「当地の再開発は、小田原市にとって積年の課題であり、その課題が市制施行80年の今年解決するのは誠に感慨深い。この施設が、中心市街地の活性化に寄与することを期待し、またそうなることを確信している」などと祝辞を述べた。

 同社は、開業初年度来場者数200万人、次年度300万人と見込んでいる。

タワー棟の最上階には、足湯の付いた展望庭園を設置。来場者に無料で開放する
また、タワー棟と小田原新城下町」との間は広場として、小田原駅のデッキと結ぶ

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