不動産ニュース / 開発・分譲

2020/12/8

京都で花街の歴史を継承する宿泊施設/NTTUD

宿泊施設外観の完成予想イメージ

 NTT都市開発(株)は8日、元新道小学校跡地活用において、京都市と基本協定書を締結した。

 今後は、同市と地域住民および同社の三者で構成する事前協議会を設置・開催し、事業化に向けた合意形成のための協議を行なっていく。

 開発地は京都市東山区に位置。同小学校跡地および宮川町歌舞練場敷地に、宿泊施設、避難所としても活用できる多目的ホールや自治会活動・地域交流スペースを整備。併せて宮川町歌舞連場を建て替える。敷地面積は、宿泊施設が4,014.15平方メートル、歌舞練場が約2,291.14平方メートル。

 「“街の記憶の継承”と“新たな共存価値”の創造」を事業コンセプトに、宿泊施設は、花街「宮川町」の歴史と風情のあるまち並みを継承するつくりとし、新しい歩行者動線により、新道地域の回遊性向上を図る。地域のシンボルとして100年以上存在してきた歌舞練場大屋根の保存も計画する。

 また、NTTグループの強みであるICTを最大限活用したまちづくりにも取り組む。まちの記憶を後世に伝えていくため、小学校を含めた一帯を3次元でデジタルアーカイブ化。地域施設においては、子供も大人も一緒に楽しめるデジタルコンテンツを導入し、世代を超えた新しい地域コミュニティの醸成を図る。宮川町歌舞練場では、バーチャル映像技術による新たな花街文化の発信を行なっていく予定。

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