不動産ニュース / 開発・分譲

2020/12/17

柏の葉に新イノベーション拠点/三井不

隣接する水辺空間を望む5層吹き抜けの大空間アトリウム。各階廊下にはさまざまな書籍を集めたライブラリーも併設

 三井不動産(株)は16日、柏の葉スマートシティに2021年1月4日開設するイノベーション拠点「KOIL TERRACE」(千葉県柏市)を報道陣に公開した。14年4月開業の「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」に続くシリーズ2棟目。

 つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅徒歩4分、先行開発エリアの「駅前街区」北側に隣接する次期開発エリア「イノベーションキャンパス地区(複合用途型産業創出地区)」初の産業創出拠点として開発した。敷地面積4,124.72平方メートル、延床面積1万1,714.64平方メートル。地上6階建て。総貸付面積5812.34平方メートル。

 「Smart&Well-being」をコンセプトに、多様な働き方へ対応する充実した共用部を整備。1階に、隣接する豊かな水辺空間「柏の葉アクアテラス」を望む5層吹き抜けの大空間アトリウムを配置。貸し切り可能で、イベントやプレゼンテーションなど、さまざまな用途に活用できる。酸素カプセルやマッサージチェアを完備したリラックスルームや、プロジェクターなどを備えるラウンジも用意。各階の廊下にはさまざまな書籍を集めたライブラリーも併設した。1階店舗スペースには、スポーツ医・科学の知識を持つ専門家が、心も体も整う新しいワークスタイルをサポートするフィットネス施設などが入居する。

 入居企業の固定賃料を低減できるよう、従量課金制のミーティングルームやコワーキングスペースも導入した。ミーティングルームは11~84平方メートルまで21室用意しており、料金は30分600円(4人部屋)~1,800円(36人部屋)。コワーキングスペースは約200席用意し、1時間300円。

 オフィススペース(2~5階)は、KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」入居企業のステップアップ移転も想定。最小で10~15人用、より広い90~530平方メートルの空間を用意した。

「KOIL TERRACE」外観
コワーキングスペースには約200席を用意。多様な働き方をサポートする

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