不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/1/20

住みここち沿線トップは「みなとみらい線」/大東建託

 大東建託(株)は20日、「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2020<首都圏版><関西版>」結果を発表した。

 「住みここち」は、現在居住している街(駅)について「生活利便性」「行政サービス」「親しみやすさ」「交通利便性」「イメージ」「静かさ」「物価・家賃」「自然・観光」の8分野・全55項目に対し、「大変満足(2)」、「満足(1)、「どちらでもない(0)、「不満(-1)」、「大変不満(-2)」の平均値を集計して作成。19・20年度の回答を累積してランキングを集計している。首都圏版は、首都圏(1都3県)114沿線居住の20歳以上の男女12万6,169名を対象に、関西版は、関西(2府3県)119沿線居住の20歳以上の男女7万102名を対象に集計。

 首都圏のトップ3は、順に「みなとみらい線」(評点0.97ポイント、偏差値74.0)、「東急目黒線」(同0.96ポイント、同72.9)、「東急東横線」(同0.96ポイント、同72.0)。昨年と比べて大きな順位変動はなく、東急5沿線がトップ10にランクインした。因子別では、「生活利便性」は東急世田谷線、「静かさ」は北総線、「交通利便性」は東京メトロ半蔵門線、「親しみやすさ」はJR中央線、「イメージ」はみなとみらい線、「自然観光」は江ノ島電鉄線、「行政サービス」は西武多摩川線、「物価」は北総線がトップに。トップ10をみると、「生活利便性」「親しみやすさ」「イメージ」で偏差値70台の沿線が多くランクイン。一方、「物価・家賃」「自然・観光」はあまり重視されていない傾向がある。

 関西は、「阪急甲陽線」(同1.13ポイント、同78.8)がトップ。「阪急今津線」(同1.08ポイント、同75.2)、「地下鉄谷町線」(同1.06ポイント、同74.3)と続いた。鉄道会社別にみると、阪急5沿線が10位内にランクイン。5沿線のうち3沿線は、住みここち(自治体)関西トップの西宮市内の沿線となっており、西宮市の評価が非常に高いことが分かる。「イメージ」「行政井サービス」「静かさ」では神戸・西宮エリア(兵庫県)が、「親しみやすさ」「生活利便性」は大阪市内の天六エリアや千里・北摂エリア(大阪府)が上位にランクインしており、静かさと生活利便性のどちらかを評価する傾向がみられた。

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