不動産ニュース / 開発・分譲

2021/2/8

NTTUD、福岡・天神のホテルが竣工

「今泉公園前プロジェクト(lyf Tenjin Fukuoka)」外観

 NTT都市開発(株)は8日、複合開発「今泉公園前プロジェクト」(福岡市中央区)が竣工したことを発表した。

 福岡市営地下鉄「天神」駅より徒歩10分、西鉄天神大牟田線「薬院」駅より徒歩5分など3線4駅が利用可能な立地。敷地面積は777.06平方メートル、建物は地上10階地下1階建て、延床面積は約3,850平方メートル。1~2階に同社が展開するシェアオフィス「LIFORK」を開業。地方都市初進出となる。3~9階をホテル、10階を屋上とバーとする。

 「公園と一体的となり福岡の文化を体感できる複合施設」をコンセプトとし、国内外で活躍するミレニアル世代のクリエイターやスタートアップが福岡の文化に触れ、交流することで新たな情報発信の拠点となることを目指す。建物は、公園に隣接する立地特性を生かし、公園側のキャストアルミ外壁に、低層部から徐々に壁面緑化を進め、時間をかけて公園と一体的な景観をつくっていく。また、施設周辺にはゆったりとした歩行空間を設け、歩行者が回遊する際の快適性の向上にも寄与する。

 ホテルは、UDホスピタリティマネジメント(株)が経営し、The Ascott Limited(アスコット社、本社:シンガポール、最高経営責任者:ケビン・ゴー氏)が運営するホテル「lyf Tenjin Fukuoka(ライフ天神福岡)」(総室数131室)が出店。6月16日に開業予定。8日には宿泊予約受付を開始した。

 「ライフ」は、アスコット社の新ブランドで、ミレニアル世代が中心となって運営する日本初進出のコリビングスタイルのホテル。「ライフ天神福岡」では、福岡やシンガポールなどを拠点に活動する複数のデザイナーがコラボレーションして設計。コンパクトで洗練された客室を備え、充実した共用スペースでは定期的にソーシャルプログラムを実施する予定。客室タイプはスタジオダブルが72室、スタジオツイン46室、スタジオコーナーツイン12室、ユニバーサル1室。

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