不動産ニュース / 開発・分譲

2021/2/15

M販売でVRモデルなどデジタルツールを全面導入

通常のモデルルームとは別に設けたVRモデルルーム。壁にVRを投影。床には好みの住戸の居室を実大で投影。50㎝ごとにラインが引かれ、家具等の配置も確認できる
パソコンでは把握しづらい家具等の高さや幅も三次元で分かりやすく表示。自分が置きたい家具のサイズでの投影も可能

 日鉄興和不動産(株)は、3月中旬販売開始予定の分譲マンション「リビオレゾン横濱関内」(横浜市中区、総戸数39戸)の販売に体感型VRモデルルームをはじめとしたデジタルツールを全面導入する。2月11日、販売拠点となる「リビオレゾン横濱ギャラリー」をオープンした。

 同物件は、JR根岸線「関内」駅徒歩5分に立地する、地上11階建ての分譲マンション。野村不動産アーバンネット(株)とリストインターナショナルリアルティ(株)が販売提携(代理)。建設地は、関内の住商混在エリアでオフィスビル跡地。大通り公園、横浜公園、横浜スタジアム、中華街など主要な観光スポットへ徒歩圏。

 住戸は、1LDK~3LDK、専有面積約32~61平方メートル。ニューノーマル対応として、集合宅配ロッカー以外に、各フロアに各住戸専用の宅配ロッカーを設置。居住者のサービスリクエストをスマートフォンで受け付ける「リビオAIスマート管理」や無人コンビニ、非接触ボタン搭載エレベータ等も採用した。

 マンションギャラリーは、関内のリストグループ本社ビルに設置。一般のモデルルーム1戸に加え、体感型VRモデルルームを設置。通常は商談室のモニターやパソコン上で確認するVRを壁面に投影。床にはプロジェクションマッピングで実寸大の間取りや家具レイアウトを投影することで、モデルルームにはない住戸の具体的な広さや窓・家具類の高さ等を三次元空間として確認できる。
 また、商談にあたっては、間取り図や設備仕様、周辺環境といった基本データに加え、各階からの眺望や日照データに至るまでをすべてデジタルデータとして、モニターで表示。必要なデータはその場で顧客とメール等で共有。パンフレット等紙による提供は最小限としている。

 1月23日のモデルルームプレオープンからの反響数は500組、来場数は横浜市内居住者中心に60組。投資用としての検討者も多く、反響は首都圏広域にわたる。販売予定価格は、1LDKが3,500万円台~、2LDKが4,500万円台~、3LDKが5,400万円台~。坪単価は356万円。

「リビオレゾン横濱関内」完成予想図

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。