不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/2/16

一人暮らしの防犯「モニタ付インターホン」が8割超

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は16日、「不動産のプロが選ぶ!『防犯を気にする人が見るべきポイント』ランキング」を発表した。全国のアットホーム加盟店981店を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施。調査期間は、2020年11月18~24日。

 一人暮らしで防犯を気にする人が見るべきポイントとして、不動産のプロの8割以上が「モニタ付インターホン」(84.3%)を挙げた。不在時に誰が来たか確認できる録画機能付きのカラーモニターを挙げる声もあった。2位は「オートロック」(69.4%)、3位は「防犯カメラ」(52.3%)。「オートロック」については、「奥まった場所や位場所に設置されていないか」「せっかくオートロックが付いていても、1階の廊下に柵がない場合がある」など、設置場所・設置状況で注意すべき点について多くのコメントが寄せられた。
 また、セキュリティ重視の人がこだわる条件としてよく挙げられる「2階以上」(47.0%)は4位。「1階でもバルコニーがあると防犯上良い」「1階にはシャッターがあると防犯に良い」「1階の物件は各窓に二重ロックが必須」など、他の防犯設備との合わせ技で対策できるとするコメントも見られた。

 そのほか、住まいの防犯に関するアドバイスとして「道路から玄関までのロケーションや見渡しやすさ、死角がないかなどを確認する」「物件を見るときは昼間だけでなく、夜間かつ周辺状況の確認をしたほうが良い」「洗濯物が外から見えるように干さない」「共用部や物件周辺がきれいに保たれているかどうかを確認すると良い」などが挙がった。

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オートロック

ドアを閉じると自動的に施錠するしくみ。和製英語で、英語ではautomatic door lock(オートマチック ドア ロック)が一般的。マンションの出入口、ホテルの部屋などで使われている。

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