東京建物(株)は18日、同社の本社ビルである東京建物八重洲ビル(東京都中央区)に、ピクシーダストテクノロジーズ(株)(以下、PXDT)のコロナ対策のBCPソリューション「magickiri(マジキリ)」を導入することでPXDT社と合意したと発表。
両社は、2020年6月より、PXDT社が有する空間開発技術「KOTOWARI」を活用し、オフィスワーカーの生産性向上のための施策データ分析・可視化する共同研究を行なってきた。2度目の緊急事態宣言の発出を踏まえ、共同で行なう取り組みの第2弾として、「magickiri」のプランニング機能を活用、オフィスビルにおける空気の流れを可視化することで、感染症安全性を評価・改善する取り組みを共同で実施する。
「magickiri」は、プランニングとモニタリングという2つの機能を持つ、コロナ対策のBCPソリューション。今回導入するプランニング機能は、建物の3次元/エアフローデータ等を基にシミュレーションを行ない、空間内感染リスクを診断。その対応策まで提案する。この機能により、これまでは各事業者の自主判断に委ねられていた採用する感染症対策の種類や規模について、科学的に判断すると共に、換気口や排気口、座席や間仕切りの配置や換気設備などの改善を行なうことができる。
同ビルへの導入により、空気の流れを可視化して、感染症への安全対策の検証を実施すると共に、今後開発するオフィスビル等にも導入を検討。感染リスクの低いフロアプランを計画している。