不動産ニュース / 開発・分譲

2021/3/5

プロロジス、宮城県でBTS型物流施設を再開発

「プロロジスパーク岩沼1」完成イメージ

 プロロジスは4日、スポンサーを務める「日本プロロジスリート投資法人」が、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク岩沼1」(宮城県岩沼市)の起工式を執り行なったと発表した。

 仙台空港から至近の「岩沼臨空工業団地」内に立地。仙台空港および「仙台空港」駅より約2km。敷地面積約4万5,704平方メートル、延床面積約5万1,074平方メートル、鉄骨造地上2階建て。同物件は、2008年10月に竣工し運営していたが、火災で焼失。解体撤去工事を経て、今回同敷地に新たに開発する。

 従前の施設にはなかったスロープを設け、大型車両の2階への直接アクセスを可能とする。これにより東北エリアでは希少なワンフロアオペレーションが可能となり、効率的な物流オペレーションをサポートする。トラックバースや荷捌きスペースも十分に確保し、入居企業の物流作業・搬出入の効率向上につなげる。

 入居企業は最大6社(6区画)を想定。最小区画は約1,500坪から賃貸可能とする。東北エリア全域への配送拠点として食品・消費財などの物流需要を想定し、1階は食品系企業からのニーズの高い両面バースを採用。2階は、有効天井高6.5mを確保し4段ラックを設置可能とし、日用雑貨等の効率的な保管に対応する。

 竣工は22年4月の予定。

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