不動産ニュース / 開発・分譲

2021/3/9

大森の分譲M、ランドリー併設の共用部に高い評価

「イニシア大森町N’sスクエア」外観
共用スペースにランドリー6台を設置。使用料は管理費に含まれる

 (株)コスモスイニシアはこのほど、2月末竣工の分譲マンション「イニシア大森町N’sスクエア」(東京都大田区、総戸数112戸)を報道陣に公開した。

 同物件は、京浜急行本線「大森町」駅徒歩4分に立地。鉄筋コンクリート造地上15階建て。住戸は、1LDK~3LDK、専有面積約34~62平方メートル。

 単身・DINKSをメインターゲットとした商品企画が特徴。1階エントランスとエレベータホールの間を60平方メートルの共用スペースとし、ガス式ランドリー(洗濯機3台、乾燥機3台)、靴洗い機1台を設置。入居者は、洗剤含め無料で利用できる。スペースはデスクやソファ、Wi-Fiを設置しており、集会室、談話室、コワーキングスペースとして24時間利用できる。区との協定により、災害時は近隣住民の避難場所として開放。そのための備蓄も行なっている。また、宅配収納サービス「sharekura(シェアクラ)」や、DIYツールのシェアサービスも導入した。

 内廊下方式を採用し、各フロアにも災害備蓄倉庫を設けた。住戸は、デスクとしても利用できる壁付けキッチン、ロールスクリーンを付け収納としても利用できる洗濯機置き場など、限られた面積を有効活用する間取りとしており、収納率も15%を確保した。また、南西側を交通量の多い国道15号線、北東側に京浜急行線が隣接することから、すべてのサッシに樹脂製のインナーサッシを付けている。

 19年12月から販売を開始。現在の残住戸は3戸で、販売価格3,298万~3,568万円。坪単価は320万円。これまでの来場数は500組超。とくに1LDK住戸は単身女性に人気が高かった。共用部は、テレワークスペースとして活用できるという入居者や、将来賃貸として貸し出すときの付加価値になるという評価も多かったという。

共用スペースはコワーキングスペースとしても開放する
壁付けのキッチンでスペースを有効活用できる

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