不動産ニュース / 開発・分譲

2021/3/25

都心ワーカー・居住者対象にMaaS実証実験/東建

 東京建物(株)、(株)東京建物アメニティサポート、MaaS事業を展開する(株)NearMeは25日、都心型MaaS実証実験を実施すると発表した。

 NearMeは、独自のAI技術により同乗者をマッチングし、最適なルートで利用者をピックアップして目的地に送迎するオンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」を展開している。ユーザーにとっては、既存の交通手段のような混雑を避けられる点、1人でタクシーを利用するより料金が安くなる点がメリット。

 東京建物グループとNearMeは、コロナ禍における社会の変化、ユーザーニーズに対応する「安全・安心・快適な移動」を実現するため、これまでも「スマートシャトル」を利用した東京建物社員向けの実証実験を行なってきた。今回の実証実験は、同社ビルのテナントやマンションの居住者を対象に実施する。

 3月22日~4月16日に、「東京スクエアガーデン」(東京都中央区)、「東京建物日本橋ビル」(東京都中央区)、「大手町タワー」(東京都千代田区)のテナント企業の従業員を対象に実施。発着点は東京23区。

 4月5日~5月9日に、「Brillia Mare 有明TOWER&GARDEN」(東京都江東区)、「Brillia 有明SkyTower」(東京都江東区)の居住者のうち、事前登録した100人を対象に実施。発着点は江東区・中央区・千代田区・港区。

 いずれも利用は事前予約制で、料金は無料とする。

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MaaS

多様な交通サービスを統合して利用することのできる仕組み。英語のmobility as a service(モビリティ アズ ア サービス)の略語である。

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