不動産ニュース / 開発・分譲

2021/4/15

小田急、経堂にコインランドリー事業の第1号店

「Odakyu Laundry 経堂店」外観
「Odakyu Laundry 経堂店」内観。同社コーポレートカラーの緑色を壁紙等に採用している

 小田急不動産(株)は、コインランドリー事業の第1号店として「Odakyu Laundry 経堂店」(東京都世田谷区)を15日に開業。それに先立ち14日、報道陣向けに内覧会を開催した。

 自社ビルの隣地(敷地面積約411平方メートル)を購入。有効活用方法を検討する中で、コインランドリー市場において布団を洗える店舗が流行しており、今後市場規模が1,000億円台から4,000~5,000億円台に拡大する見込みであることや、コロナ禍に伴う衛生意識の高まりでさらなる需要増も期待されること等を踏まえ、同事業への参入を決定。該当土地に第1号店を建設した。延床面積は約117平方メートル、鉄骨造平屋建て。

 都内のコインランドリーは駐車場がない店舗がメインである中、同店舗では敷地内に約6台分の駐車場を設置。店内にはランドリー機器12台のほか、スニーカー洗い専用機1台を設けた。中央には、十分な間隔を空けてたたみ台を5ヵ所配置し、利用者が安心して作業できるようにした。マッサージチェアやドリップコーヒー自販機、窓際にはカウンターを設け、待ち時間に気軽に寛げる仕様に。ウイルス除菌や脱臭効果のある空気清浄機も導入し、感染対策にも配慮する。さらに、ホームページから各機器の利用状況を確認できる仕組みも導入し、利便性向上につなげていく。

 なお駐車場には、店舗内の集中精算機で発行されたQRコードを読み込むことで、コインランドリーの利用料金に応じて、無料駐車時間が決まるシステムを導入。通常の利用時間ならば、無料で駐車場が使用できるようにした。

 現在、営業時間は7~23時に設定しているが、利用者のニーズに応じて24時間営業などに切り替えることも考えているという。また、洗濯代行サービスの導入や、他店舗と提携した有人カフェの設置といった追加サービスも検討していく。

 同社仲介事業本部ソリューション営業部パーキンググループリーダーの坂本和弘氏は、「何といっても広い駐車場が大きな強み。店舗から車で15分圏内までを商圏に設定している。コインランドリー事業という新たな切り口で沿線住民の方々の暮らしに寄り添い、“地域一番店”を目指していく。また同事業を土地活用メニューの一つとして整備し、多店舗展開も図っていく」等と語った。

店内に設置したドリップコーヒー自販機(左)と、スニーカー洗い専用機(右)
マッサージチェアも設置し、利用者が待ち時間を寛げるようにした

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆