不動産ニュース / 開発・分譲

2021/5/18

白金台のマンション建て替えで組合設立

建て替え後のマンション外観イメージ

 阪急阪神不動産(株)は17日、同社が事業協力者として参画する「マンション京都白金台」建替事業(東京都港区)で「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」に基づく認可を受け、マンション建替組合が設立されたと発表した。

 「マンション京都白金台」(総戸数65戸)は、東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台」駅より徒歩4分に立地。敷地面積約902平方メートル、延床面積約5,101平方メートル、地上11階建て。専有面積は約45~84平方メートル。1971年築。耐震性の不足に加え、設備配管の劣化・漏水などの老朽化が進んでおり、修繕・改修が困難であった。同社は2018年8月に事業協力者に選定され、権利者と協働し、区分所有者との合意形成や事業推進を行ない、20年8月に建替決議が成立した。組合設立に伴い、同社は参加組合員として事業に参画。同組合が保留床を取得して分譲する。

 建替計画において公開空地(約133平方メートルの広場上空き地と幅員4mの歩道上空き地)を設けることで、地域の安全性・快適性の向上と共にまち並みの整備に寄与することから、港区の容積率緩和特例制度に認定されている。建て替え後は、延床面積約7,511平方メートル、地上19階地下1階建て。総戸数は72戸。専有面積は42.05~161.95平方メートル。

 21年12月に解体工事着工、25年夏頃に竣工を見込む。

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