不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/5/20

室温に対する不安・不満、若年層の方が強く

 (株)ヒノキヤグループはこのほど、一戸建て住宅の室温に関するアンケート調査結果を発表した。全国の一戸建て住宅に住む20~49歳の男女500人が対象。調査期間は2021年3月26~29日。

 住戸内の室温に関しては、夏・冬共通して、約8割が「不安・心配」「不満・ストレス」があると回答。年代別に見ると、暑さについて「不安・心配がある」人は、20歳代85.9%、30歳代78.1%、40歳代74.5%に。寒さについて「不安・心配がある」人は20歳代93.9%、30歳代84.5%、40歳代82.5%に。「不満・ストレス」についても同様の傾向が見られ、住居内の室温については、若い世代の方がストレスを強く実感していることが分かった。なお、年代が上がるにつれて「特にない」との回答割合が増えていることから、同社では「上の年代には『家の中に室温差があることは当たり前』という考えが定着していると見受けられる」とコメントしている。

 室温への不満・ストレスを感じる場所については、「トイレ」(44.6%)がトップ。以下、「寝室」(41.2%)、「浴室」(40.6%)、「洗面所」(31.4%)の順。

 部屋の温度(室温)に関する不安・心配の内容については、夏・冬とも1位は「光熱費」(夏:54.6%、冬:57.2%)。2位以下は、夏は「屋内での熱中症」(36.2%)、「あせも等の肌荒れ」(28.4%)、冬は「風邪」(42.6%)、「湯冷め」(26.2%)。「ヒートショック」は冬での5番目で21.4%。

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ヒートショック

室温の急激な変化によって生じる健康上の障害。室温が急激に変化すると体表面の温度変化に応じて血圧が大きく変動し、その結果、血圧の急上昇によって心筋梗塞、不整脈、脳卒中が、急低下によってめまい、失神が起きやすくなるからである。

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