不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/6/11

リフォーム市場、コロナ禍の影響は軽微

 (株)矢野経済研究所は10日、2021年第1四半期(1~3月)および20年度の住宅リフォーム市場規模(速報値)を発表した。

 21年第1四半期のリフォーム市場規模は1兆5,074億円(前年同期比12.4%増)と推計。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、2回目の緊急事態宣言が発出されていたにもかかわらず、17年以降最も大きな規模となった。「設備修繕・維持関連」の支出が大きく伸びていることが、市場に大きな追い風となっている。

 20年度の市場規模は、6兆6,996億円(速報値)、前年度比1.6%増と推計。上期(4~9月)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく、前年度同期比9.7%減となったが、下期(10月~21年3月)は同13.6%増と上期のマイナス分を取り戻す形となった。

 21年の市況は、20年度後半の勢いで市場が堅調に推移すれば、7.0兆円が期待できると予想。一方で、旅行・レジャーやエンターテインメント関連の支出が増加すると、住空間の改善への支出が減少し、市場が低迷する可能性もあるとした。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

リフォーム

建物の構造強化、機能向上などを図るための改修をいう。リフォームの種類には、耐震化、バリアフリー化、省エネルギー化、耐久性向上化などのための工事がある。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。