不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/6/23

賃貸M募集家賃、大型ファミリーが上昇傾向

 アットホーム(株)は23日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2021年5月)を発表した。

 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が「神奈川県」(前年同月比1.9%上昇、平均家賃6万5,524円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「千葉県」(同2.3%上昇、同7万6,307円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)も「千葉県」(同4.8%上昇、同9万3,374円)で、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(同14.0%上昇、同19万4,108円)。千葉県は、全面積帯で前年同月を上回る結果となった。
 シングル向きマンションは下落が目立ち、7エリアが前年同月を下回った。一方で、大型ファミリー向きマンションは上昇傾向が継続。東京都下、神奈川県、名古屋市、福岡市は2015年1月以降最高値を更新した。

 賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが「千葉県」(同5.9%上昇、同4万9,461円)、カップル向きが「東京都下」(同2.4%上昇、同7万4,373円)、ファミリー向きが「大阪市」(同2.8%上昇、同9万9,072円)。首都圏は2ヵ月連続で、5エリアの全面積帯において前年同月を上回った。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。