不動産ニュース / その他

2021/6/25

質の高いリフォーム事業者を育成/JERCO

「『ジェルコビジョン2030』の推進に取り組む」と話す盛会長

 (一社)日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)は24日、第13期定時総会を開催。2021年度の事業計画を決定した。

 今年度は、30年を見据えたビジョン・指針として2年前に策定した「ジェルコビジョン2030」を推進。(1)専門性と学び、(2)多様性ある交流、(3)組織強化の3本の柱を軸に、「質の高いリフォーム事業者」として存在することを目指す。

 (1)では、オンラインを活用した研修会やセミナーの実施等により、質の高いリフォーム事業者を育成。また、「SDGs推進プロジェクト」を立ち上げ、目標達成のためにできることを考え、行動していく。(2)については、全国8支部でリアルセミナーを実施する一方、状況に合わせてオンラインによる活動も進める。女性活躍推進のため設立した「ジェルこまち」の活動にも注力。オンライン、リアルを併用した女性交流会の実施、認知促進、会員会社への浸透を図っていく。(3)では、本部・支部事務局機能と組織体制の強化、正確な情報収集・情報発信・状況共有できる仕組みの構築等により、社会環境の変化に対応した組織づくりを目指す。

 活動・取り組みの発信力も強化。29回目となるリフォームコンテストについては、リアルとZoom中継の実施を予定している。ホームページワーキンググループも設置し、会員交流を活性させるホームページの管理・運営を行なっていく。

 同日会見した同協会会長の盛 静男氏は、「コロナ禍の影響により生活者のニーズが多様化している中、われわれには質の高い技術や専門知識がますます求められる。全会員のボトムアップを図り、10年後も感謝される質の高いリフォームの実現を目指す」などと話した。また、人手不足の問題にも触れ「当協会の調査によると、アフターコロナで経営上最も問題となるのが『現場職人の不足・高齢化』(66%)だった。人手不足は業界全体の課題。優秀な人材が集まる魅力的な業界となるよう取り組んでいきたい」とした。

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