不動産ニュース / 開発・分譲

2021/7/5

国分寺で全戸「家事シェアハウス」の分譲住宅

「セキュレア武蔵府中ひかりテラス」外観

 大和ハウス工業(株)は2日、分譲住宅「セキュレア武蔵府中ひかりテラス」(東京都府中市、総戸数27戸)の現地見学会を開催した。

 JR中央本線「国分寺」駅からバスで約11分、バス停から徒歩3分に立地。開発面積4,381.44平方メートル、住宅区画面積3,112.04平方メートル。東京農工大学の所有地だった土地を同社が取得。2021年1月に着工した。街区全体において景観法および府中市景観条例の規定に基づき、周辺地域の自然環境との調和や緑化を推進。前面道路も5~6m確保し、安全面にも配慮した。

 住戸は全戸を「家事シェアハウス」とした。「家事シェアハウス」は、同社が17年にスタートした、居住者の家族全員が家事を自分事として認識できるようにする仕掛けを施した住宅シリーズ。具体的には、玄関における各人での整理整頓を促す「自分専用カタヅケロッカー」、玄関からリビングを通らずに洗面室へ行き着替えができ、洗濯家事をスムーズにする動線、リビングにおける学校からのお知らせやプリント、ダイレクトメールなどの専用収納「お便り紙蔵庫(かみぞうこ)」などの設備・仕様を採用した住宅を指す。なお、玄関から洗面室の動線は、コロナ禍では外部からのウイルス対策にも効果的としている。分譲地の全住戸に採用したのは今回が初。

 そのほか、スマートキーを搭載したオリジナル宅配ボックス、通販の利用等で増加した段ボールやプラスチックゴミを整理して保管できる据え置き型のダストボックスも標準搭載している。

 4月のホームページ公開以来、資料請求数は約80件。6月19日に第1期販売(11戸)をスタート。すでに4戸が契約済みで、1戸に申し込みが入っている。購入者は府中市や国分寺市在住のファミリー世帯などで、「家事シェアハウス」の仕様のほか、閑静な住宅地で安全性に優れた道路設計や求めやすい価格帯などが評価されたという。販売中の住戸は、敷地面積113.01~123.17平方メートル、延床面積84.39~90.36平方メートル。間取りは3LDK。軽量鉄骨造地上2階建て。価格が5,490万~6,190万円。

玄関での片付けを促す「自分専用カタヅケロッカー」
学校からのプリントなどを収納する「お便り紙蔵庫(かみぞうこ)」

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