不動産ニュース / 開発・分譲

2021/7/26

埼玉・北本で物流施設を竣工/日本GLP

「GLP 北本」外観

 日本GLP(株)は、物流施設「GLP 北本」(埼玉県北本市)を竣工した。ホームセンター事業の(株)カインズなど3社の入居が決定しており、竣工前に満床となった。

 圏央道「桶川加納IC」より約2.7km、JR高崎線「北本」駅より約2.9kmに立地。敷地面積約2万5,054平方メートル、延床面積約5万4,478平方メートル、耐震・鉄骨造地上4階建て。同社が2018年に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズIII」による開発物件となる。

 最小区画面積を約1,200坪に設定し、最大8カスタマーの入居が可能。各分割区画に垂直搬送機と荷物用エレベータを標準で設置し、縦搬送能力を高め、2フロア(1-4階、2-3階) での効率的なオペレーションを実現。庫内には大型シーリングファンの装備に加えて、カフェテリアを設置。共用部には抗ウイルス対策のコーティングを実施し、感染症対策にも取り組んでいる。

 なお、同社は同日、北本市と「災害時における支援物資の集積・輸送拠点等に関する協定」を締結。これにより、有事の際に、「GLP 北本」の倉庫スペースを緊急支援物資の一時保管施設として提供する。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。