(株)GA technologiesは14日、2021年10月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当期(20年11月1日~21年7月31日)は、売上高550億800万円(前年同期比38.2%増)、営業損失2億8,400万円(前年同期:営業利益6億8,400万円)、経常損失5億8,100万円(同:経常利益5億2,200万円)、当期純損失6億400万円(同:純利益1億4,200万円)。営業利益と減価償却費、のれん償却額を合わせたEBITDAは8億500万円(同41.2%減)となった。
当期は、主力の投資用不動産販売「RENOSYマーケットプレイス事業」において、取引量が増加したものの、販売用不動産の仕入れ価格が高騰したことから、売上総利益の低い取引が多く発生。シェア獲得を優先して展開したこともあり、増収したものの大幅な赤字となった。
このため、通期業績も20年12月に公表した予想を下方修正。売上高は850億円で据え置いたが、営業損失4億9,000万円(前回予想:営業利益24億5,500万円)、経常損失9億7,000万円(同:経常利益20億6,000万円)、当期純損失13億4,000万円(同:純利益10億円)、EBITDA9億8,600万円(同38億7,800万円)を見込む。
同日開催した決算説明会で、同社代表取締役社長CEOの樋口 龍氏が今後の展望として、「RENOSYマーケットプレイス事業は会員数22万人、月間5,000人ずつ増えている。取引後は、ほぼすべてが当社の管理物件となっているため、市場シェアを獲得し、取引量の増大を図ることでストック売り上げ・利益を確保していきたい。認知度向上やマーケティング、システム開発、人員増強など、新規事業等も含めた各種投資を積極的に行なっていく」と話した。