
野村不動産(株)は21日、物流施設「Landport青梅III」(東京都青梅市)の満床での稼働開始を発表した。
同物件は旧東芝青梅工場跡地の約12万平方メートルを3期に分割して進めていたプロジェクトの第3期。圏央道「青梅」ICから約2.7kmに位置する。JR青梅線「小作」駅からは徒歩で約10分。
3棟はいずれも利用業種(カテゴリー)を物件ごと、あるいはフロアごとに特定した「カテゴリーマルチ型」として開発。「Landport青梅III」は、通販用に最適化した施設とした。
敷地面積は約3万9,747平方メートル。建物は、延床面積は約6万7,563平方メートル、鉄筋コンクリート一部鉄骨造地上3階建て。梁下有効高は7.0mとし、自動化機器導入等、柔軟なレイアウトに対応する。
大規模面開発事業ならではの要素として、地域社会との共生の取り組みを推進。地域の雇用創出への貢献に加え、周辺地域へ開かれた通路「ツナグロード」を開設、同通路に地域住民が災害時に利用できるかまどベンチも設置した。
エントランスにやカフェテリアには青海の地形や工芸品をイメージしたデザインを採用する等、地域の特徴を生かした施設づくりをしている。
また、環境への配慮とランニングコストの削減を目的に、全館LED照明とするほか、Landportシリーズ初の自家消費型太陽光設備を採用した。