不動産ニュース / ハウジング

2021/9/29

業界最高水準の断熱性能の住宅商品を本格発売

「すごい家」外観

  「アイフルホーム」「フィアスホーム」「GLホーム」のフランチャイズ本部である(株)LIXIL住宅研究所は、10月23日よりコンセプト住宅「すごい家」の本格販売を開始する。

 省エネ基準やZEH適合基準の上をいく「HEAT20」の最高グレードとなるG3の断熱性能基準をクリア。全館ダクトレス空調システムと24時間熱交換換気を搭載し、業界最高水準の断熱性能を実現した。省エネや災害対策として、太陽光発電、蓄電池を搭載。同社FCネットワークで初めて、レネックス電力合同会社(東京都港区、職務執行者:石井鉄也氏)が提供する初期費用が0円で太陽光発電システムが設置できるサービス「ソーラーメイト+」を採用する。耐震性能については、耐震等級3を取得する。感染症拡大防止として光触媒担持チタンメッシュフィルターを採用した空気清浄機能、光触媒塗布床材も搭載した。

 商品プランは、「ボックス(総2階)タイプ」が2プラン(28坪、32坪)、「下屋タイプ」が2プラン(34坪、40坪)の4プランを用意。構造体は既存プランから選択、間取りは自由に構成できるセミオーダータイプとなる。参考価格は、工事面積139.98平方メートル、延床面積117.16平方メートル、下屋タイプ40坪プランで2,893万円(税込み)。同社が設計を担当し、アイフルホームのフランチャイズ加盟店(約20店舗)で施工・販売していく。今後は、順次、取り扱い店舗を拡大するほか、フィアスホーム、GLホームの加盟店における取り扱いも開始する予定。初年度販売目標は100棟。

 29日に開催した会見で、同社代表取締役社長の加嶋伸彦氏は「LIXIL住宅研究所としてフラッグシップモデルと位置づけており、当商品では、カーボンニュートラル、感染症や災害対策において業界トップランナー水準を目指した。今回発表した『すごい家』をバージョンゼロとし、毎年ブラッシュアップを図る計画だ。バージョンゼロでは、高い省エネ性能の実現にこだわった」と述べた。

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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