不動産ニュース / 開発・分譲

2021/10/5

大阪本町でニューノーマル対応のタワマン/東急不

「VRモデルルームxR体験サービス」を導入する「ブランズタワー大阪本町」外観イメージ

 東急不動産(株)は5日、超高解像度でマンション空間を体感できる「VRモデルルームxR体験サービス」の提供を開始すると発表した。

 バーチャル空間にCGを用いて再現された竣工予定マンションの細部を、日本の不動産業界での導入が初となる超高解像度ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用い、実際と同じスケールで体感できるようにした。高いVR技術を持つ日本ユニシス(株)と提携し、現実世界と仮想世界を融合させる「xR」により、近年取り組んでいる「VRモデルルーム」サービスをよりブラッシュアップした。

 10月16日に開業する分譲タワーマンション「ブランズタワー大阪本町」(大阪市中央区、総戸数302戸)のマンションギャラリーに設置する。

 同マンションは、大和ハウス工業(株)、住友商事(株)、(株)コスモスイニシアと開発。OsakaMetro「堺筋本町」駅徒歩3分、同「本町」駅徒歩4分に立地。敷地面積2,094.82平方メートル、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上43階建て、延床面積3万2,681.45平方メートル。

 在宅機会が増えている現状を踏まえ、住戸は、リビングダイニングの天井高を5~39階の「スーペリアフロア」で約2.7m、40・41階の「プレミアムフロア」で約3m確保。角住戸ではワイドなコーナーサッシを採用した。居住者へのホスピタリティ向上を目指し、(株)大丸松坂屋百貨店と連携し、外商サービスやカフェ&バーの提供などさまざまな居住者専用のソフトサービスも提供する。

 共用施設は、一部を除き最上層42階「アマ・テラス」へ集約。「スカイラウンジ」、「ゲストスイート」のほか、屋外空間「スカイテラス」等を設ける。「スカイラウンジ」や「スカイテラス」では共用部wi-fiが利用でき、「スカイラウンジ」内には在宅ワークでの利用が可能な「フォーカスルーム」や少人数での打合せにも対応できる「ミーティングルーム」を用意した。「ゲストスイート」は、デイユースも可能とし、40平方メートル超で、ラグジュアリーホテルのスイートルームをイメージした。そのほか5階に、(株)東急スポーツオアシス監修の「フィットネスルーム」も設置した。

 なお、「アマ・テラス」を始めとした共用部および外観デザインについては、光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所を起用している。

 今回導入する「VRモデルルームxR体験サービス」では、最上階共用部分のうち、「スカイテラス」と「スカイラウンジ」を高解像度で再現し、質感や、空間の奥行き、太陽光やライトの陰影までもリアルに表現する。実際にその場にいるかのような体験が可能で、またクロマキー(合成)技術により、周囲の人と共有した仮想空間も体感できる。

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