不動産ニュース / 開発・分譲

2021/10/14

神奈川・座間にペット共生マンション/リビングL

中庭を設けたロの字型の配棟計画で、入居者が集えるサークルベンチを設置した
ドッグランは約85平方メートルの広さを確保。人工芝を敷き詰め、地面を盛り上げたマウントを設けている

 (株)リビングライフは14日、分譲マンション「リリファ相武台」(神奈川県座間市、総戸数24戸)の見学会を開催した。

 小田急電鉄小田原線「相武台前」駅より徒歩11分に位置。敷地面積1,468.90平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階建て。全住戸の間取りは3LDK、専有面積は約70平方メートル。
 1997年築の元社宅を同社が取得し、1棟丸ごとリノベーションした。同社が展開する1棟リノベマンションは19棟目。近年、ペットの新規飼育頭数は年々増加しており、コロナ禍では巣ごもりの影響でペットに癒しを求める傾向も強くなっている。そこで、同社初となるペット共生マンションの開発に踏み切った。

 敷地の中心にプライベートな中庭を設けたロの字型の配棟計画。中庭内には、テラスやサークルベンチ、約85平方メートルの屋根付きドッグランを設置した。従前の給湯室をトリミングルームに、集会場をテレワークも可能なコミュニティラウンジに変更。ペットの足洗い場も設けている。敷地内には34台の防犯カメラも設置した。

 専有部は、ペットの関節や背骨への影響を軽減するためのフロアコーティングを施した床材を採用。壁クロスはあらかじめ上下で貼り分け、傷や汚れがついても貼替範囲が少なくできるよう配慮した。下部がペットのトイレや居場所となり、上部の棚にペット用品を収納できるペットスペースを設置。洗面化粧台は小型犬も洗えるようシンクをフラットとし、ハンドシャワーを設備。オプションで、ペット臭や生活臭を脱臭できる天井埋込型ナノイー発生器も付けられる。キャットウォークの設置もオプションで対応できる。

 9月25日より販売を開始、反響数は118、来場数は32、6件の契約が決定している。11月末からの入居を予定。販売価格は2,000万円台後半。現在4戸を販売しており、今後はリノベーションが終わった住戸から順次販売していく。

ペットスペースは、下部をトイレや居場所に、上部をペット用品の収納に利用できる
天井近くのキャットウォークはアクリル板の採用により、肉球が眺められる

この記事の用語

テレワーク

働き方のひとつで、情報通信機器等を活用して時間や場所の制約を受けずに柔軟に働く方法をいう。事業所に出勤せずに家で作業する在宅勤務、個人が委託・請負によって作業する在宅ワークなどがあるが、情報通信技術を幅広く活用することが特徴である。 テレワークにおいては、住宅が職場ともなり得る。

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