不動産ニュース / 開発・分譲

2021/10/18

ナイス、小平で木造耐火構造の老人ホーム

建設中の「(仮称)小平市学園東町1丁目計画」

 ナイス(株)は18日、同社が施工した住宅型有料老人ホーム「(仮称)小平市学園東町1丁目計画」(東京都小平市、総戸数47戸)の上棟見学会を開催した。事業主は飛島建設(株)。

 飛島建設が、所有地(敷地面積約1,266平方メートル)の有効活用で、同社が有料老人ホームの施工を受注。2月に着工し、7月末に上棟した。西武鉄道多摩湖線「一橋学園」駅より徒歩5分に位置。延床面積約1,828平方メートル、木造3階建て。1階を食堂や浴室、2・3階を居室で構成する。居室の専有面積は、17.94~17.96平方メートル。

 敷地が第一種低層住戸専用地域(準防火地域)に含まれることから、1時間耐火構造(メンブレン型)を採用。外・内壁等に石膏ボードを重ね、耐火性能を高めた。耐火被覆により通常の建物より大きな荷重がかかることから、1階食堂部分に柱を増設し、建築上の課題をクリアした。また1階浴室には、パナソニック(株)が提供する高齢者施設向けのユニットバス「アクアハート」を導入。面積は12平方メートル。脱衣所からフラットにつながるようにし、入居者の転倒事故を防止する。

 竣工・引き渡しは2022年1月末を予定。施設の運営は、(株)アスモ介護サービスが担う。

1階食堂部分。随所に柱を設けることで、耐火被覆により重量が増した上階を支えている
1階浴室。高齢者施設向けのユニットバスを導入し、入居者に提供する

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