不動産ニュース / IT・情報サービス

2021/11/2

「不動産共通ID」正式版の提供を開始/不動産テック協会

 (一社)不動産テック協会は、10月29日より国内の土地や建物等の不動産情報に対して共通IDを付与する「不動産共通ID」正式版の無料提供を開始した。

 位置情報に関するシステム開発会社である(株)Geoloniaと共同で開発。現状の不動産情報は、同一物件の特定が難しく、各社が持つ不動産情報の連携が困難であるといった課題がある。その解決に向け、不動産共通IDは、各社で管理方法や管理表記の違う不動産情報に対して、同一の物件を示す情報に共通のIDを付与。表記ゆれがある住所と物件名が入力されても、同じIDがレスポンスされる特定技術により、物件の特定が容易となるインフラ環境を構築する。これにより住所や物件名などの不動産情報のデータ連携にかかるコストが大幅に削減されることが見込まれる。詳細については同協会サイトを参照。

 3月15日に事前利用登録を開始しており、大手不動産会社や不動産テック企業、公的機関、大学など100社が不動産共通ID を利用登録している。登録者には専用サイトのIDとパスワードが配布され、APIキーと仕様書などが閲覧できるようになる。

 今後は、オープンソース、オープンデータとして、広く多数が利用できる体制を目指していく。

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