不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/11/5

増収増益/三井不22年3月期2Q

 三井不動産(株)は5日、2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(21年4月1日~9月30日)は、売上高9,968億6,200万円(前年同期比25.0%増)、営業利益1,009億7,700万円(同57.3%増)、経常利益888億7,400万円(同87.9%増)、四半期純利益863億2,600万円(同854.9%増)と増収増益。政策保有株式の売却による特別利益の計上等により、四半期純利益が大幅増となった。

 「賃貸」セグメントでは、既存オフィスの賃貸収益の増加、前期竣工の「文京ガーデン ゲートタワー」等の通期稼働効果、商業施設における前年同期比での回復等により、営業収益3,219億800万円(同9.3%増)、営業利益656億5,700万円(同3.2%増)。首都圏オフィス空室率(単体)は3.9%。
 「分譲」セグメントでは、計上戸数が前年同期比で減少するも、投資家向け・海外住宅分譲等で「飯田橋グラン・ブルーム」の売却の進捗等が寄与し、営業収益3,128億6,100万円(同52.4%増)、営業利益570億8,800万円(同86.56増)。なお、国内新築マンション分譲の当期計上予定戸数3,100戸に対する契約進捗率は90%。
 「マネジメント」セグメントは、リパークの稼働回復や継続的なコスト削減等、リハウスの仲介件数が一昨年同期に近い水準まで回復したことなどにより、営業収益2,094億8,300万円(同10.8%増)、営業利益254億7,400万円(同118.7%増)と増収増益に。

 通期は、売上高2兆1,500万円、営業利益2,300億円、経常利益2,050億円、当期純利益1,600億円を見込む。

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営業利益

企業会計上の概念で、企業の一般的な営業活動から生まれた利益をいう。 当期の損益計算書をもとに、営業収益(売上高)から売上原価を引き(その値が売上総利益)、さらに販売費および一般管理費を差し引いて算出される。

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