
三菱地所グループの(株)東京流通センターはこのほど、マルチテナント型物流施設「(仮称)物流ビル新A棟」(東京都大田区)の新築工事に着手した。
同社は、1967年以降自社の敷地内で4棟の物流施設(総延床面積約12万坪)等を運営・管理、順次再開発を進めており、第1弾として物流ビルB棟を2017年6月に竣工。今回は、それに続く第2弾の建替事業。首都高速羽田線「平和島」出入口から約1km、湾岸線「大井南」出入口から約3km、東京モノレール「流通センター」駅から徒歩1 分に立地する。
新たな施設は、地上6階建て、免震構造のマルチテナント型物流施設として開発する。総延床面積約6万2,000坪。1フロア約7,800坪。1~3階は小割区画とし、標準区画約435坪、最小区画約145坪で提供する。倉庫は一部をオフィス、ショールーム、メンテナンス拠点等として利用することも可能。都心物流施設として最大級の屋上駐車場約400台および、約20台の車両待機スペースを用意する。
敷地内には、物流テックショールーム「TRC LODGE」を設置。ロボティクスやAI領域のテック企業を連携し、効率化・省力化につながる提案を行なう。
竣工は23年8月の予定。