不動産ニュース / 開発・分譲

2021/12/9

ブックオフと連携し、駅の忘れ物を再流通/東急他

 東急(株)および東急電鉄(株)は8日、ブックオフグループホールディングス(株)とその子会社ブックオフコーポレーション(株)と連携し、東急線の駅や車内等の鉄道施設における忘れ物を、リユース品として再流通させる実証実験を開始すると発表した。

 東急線における忘れ物は遺失物法に従って保管・管理され、持ち主が見つからず法的な保管期間が過ぎたものは廃棄物として処理される。廃棄される量は年間約25t(2020年度)にも上る一方、中には傘や衣類、服飾雑貨やかばん類など、まだ使用できるものも多い。

 実証実験では、法的に保管期間の過ぎた忘れ物を、国内外のブックオフグループ店舗網を活用して再流通・再資源化させることで、その環境負荷の低減効果を検証する。そしてその結果を基に、鉄道施設以外の忘れ物なども対象とするか検討していく。なお、実証実験を通じて得た収益は、再生可能エネルギー100%で走行する世田谷線や、「SDGsトレイン」の電力購入といった環境配慮の取り組みに活用する。

 15日より約1ヵ月間、「武蔵小山」駅直結の「エトモ武蔵小山」(東京都品川区)1階でブックオフによる不用品買取イベントも開催。地域住民等が気軽に不用品の持ち込みや相談ができる環境整備にも取り組み、東急線沿線におけるリユース文化の普及を目指す。

不用品買取イベントの開催イメージ

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。