不動産ニュース / 開発・分譲

2021/12/9

ドローンによる壁面調査効率化に向けソフトウェア開発

開発中の壁面点検ソフトウェアの画面

 (株)サンフロンティア不動産は9日、(株)センシンロボティクスと共同で、ドローンによる壁面点検を効率化するソフトウェア開発に着手したと発表した。

 両社は「生産性の向上・働き方改革を目指した、攻めのデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する資本業務提携」を行なっており、今回の取り組みが業務提携後初の共同プロジェクト。

 ドローンによる壁面点検は、従来の調査方法と比べ安価であり、施設利用者の負担を軽減できるというメリットがある一方で、点検後に撮影した膨大な画像データから撮影部位の特定、異常箇所の判定を行なう必要があり、報告書の制作には膨大な時間がかかる等のデメリットもある。そこで、異常箇所のディープランニングを行ない、壁面異常箇所の自動判別できるAIの生成と調査報告書自動化ソフトの開発を進める。将来的にはクラックの幅についても検知できるレベルとする計画。建物調査報告書の作成フェーズでは、AIによる自動判別で作業項目の削減と物件フォルダの管理、クラウド上での図面保管等を一気通貫で行なえるソフトウェアを開発し、作業項目の60%削減を目指す。

 同ソフトウェアは2022年4月以降、外部への販売も検討している。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

建物状況調査

既存の建物について、構造耐力上の安全性や雨漏り・水漏れ等の観点からその状態を確認すること。インスペクションともいう。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。